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交通事故 被害者

交通事故は、ある日、突然に起こります。

事故によって被害を受けた方は、それを機に日常の全てに支障を生じ、回復し難い損害を被ることもあります。

少しでも被害を回復するためにも、被害者の方を救済するために必要な知識、制度を御紹介させていただきます。

交通時被害者への貸付制度・給付制度について

交通事故の被害者に対する貸付金制度、給付金制度には幾つかの種類があります。

① 自動車事故対策機構(NASVA)

4種類の生活資金貸付や重度後遺障害になられた方に介護料支給などを行っています。

自動車事故対策機構の貸付制度の1つに不履行判決等貸付制度があります。

確定判決や和解調書等があるのに相手方が払ってくれない場合に、払ってくれない金額の半分(ただし最高100万円)までを有利子(年3%)で貸してくれます。
返済は1年据え置きの10年以内の分割返済です。なお途中で病気等になれば返済猶予が可能です。

保障金一部建替貸付

交通事故の被害者の方で政府保障事業について保障金請求をしている方で、まだその保障金を受け取っていない方は支払予定の保障金の半分以内であれば(最高290万円)、無利子で貸し付けを受けられます。
なお貸付金の返済方法は、保障金請求の保障金の請求及び受領をNASVAに委任して保障金をNASVAが直接受け取って返済に回すそうです。

自動車事故により重度の後遺障害が残り治療と常時介護を必要とする方のうち、一定の要件を満たす方に
①療養センター(委託施設を含めて全国7ヶ所)への入院または
②介護料の支給などの援助を行っています。
介護料については、支給対象となるサービス及び支給対象となる介護用品が定められていますが、最高で13万6880円が支給されるそうです。

交通遺児等貸付

交通事故により死亡または重度後遺障害の残った方の子供(中学卒業まで)さんを対象に、育英資金を無利子で貸し付けを受けられます。
なお貸付期間終了後半年又は1年経過後に、月賦等の方法で20年以内の返済ができます。貸付金の内容は、最初に一時金15万5000円、以後月々2万円、小学中学入学時に4万4000円(希望者のみ)です。

② 交通遺児等育成基金

交通遺児育成基金事業と交通遺児等支援事業を行っています。

③ 道路厚生会

東日本、中日本、西日本高速道路㈱が管理する道路における事故で無くなられた方の子供さん(経済的理由での修学困難者)に「修学資金」の給付等を行っています。

④ 交通遺児育成会

事故で無くなられた方又は重度後遺障害を受けられた方の子供さん(経済的理由での高校・大学修学困難者)に「無利子の奨学金貸付」の事業を行っています。

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